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この時はまだ母がリハビリ病院にいた時でした。 昨晩の私の夕食の介助が悪かったのか、気管に食事が入ってしまったのか。。。帰るときに咳をしているのが気になりました。 今日(昨日?)は2回病院へ行きました。お昼に食事の介助に行った時に、看護師さんから「痰と咳がひどいので朝から食事どころか薬も飲めません」と言われました。 昼食前の薬を飲ませようとしたら、咳き込んで吸引する羽目に。「もう食事は今は無理なので御膳は下げますね」と言われました。 母はとても苦しそうで「あぁぁ、あぁぁ」と声を一生懸命出してます。妹は声を出してくれるなんてなかったから、希望的な意見を述べておりましたが、私には苦しくて苦しくて母の断末魔の叫びのように聞こえます。 耐えきれず、担当医を呼んでもらい、延命などしないと伝えたのに矛盾してますが、この病院にいる間だけ鼻経管で食事を取れるようにしてください、と伝えました。 施設の受け入れが急にはできないとのことで、退院が来週に伸びてしまいましたが、この様子だと来週まで母は持つかどうか。もう苦しそうで、楽にしてあげたいと心から思いましたが、妹に、母との残りの時間で何をしたいか教えて、と伝えました。もう時間がない。全部はできないけれど、神様、どうか残される娘の希望を少しだけでも叶えてください。 母の姉に連絡しました。昔からあっけらかんとしていた母の姉は「ごめんね。私も心筋梗塞で死にそうだったの。貴方から連絡があるのを待ってたわ。また電話してね」と言われ、恐らく母が存命の間には会うことがもうできないのだと悟りました。母の友人は土曜日に会いに来てくれるとのこと。 一度家に帰り、ヴァイオリンの先生にレッスンの後も引き続き預けていたmちゃんを迎えに行き、mちゃんの次のお稽古の送迎まで1時間あったので、急いで夕食を作り(焼きそばですが)、少し横になりました。ほんの10分なのに、起きたらまたしてもどこかわからなくなり妹の名前を大声で叫びました。最近、昼寝をして起きるたびに、何か大事なことが起きたのでは、と妹の名前を叫んでしまいます。mちゃんが「誰のこと呼んだの?おかーさん、変だよ」という声で我に返り、あぁ、我が家で昼寝をしていただけなのか、と気づきます。 娘を次のお稽古に送り届けて、また病院に戻りました。先ほどより少し落ち着いた母がいます。 鼻から管を通されてる割には苦しそうでなかったのが救いです。 「ごめんね。本当にごめんね。楽になりたいよね。本当にごめんね」そう言い続けて母の頭をずっと撫でていました。それから持参したまだ、整理の終わってない父の撮影した写真を母に見せました。生前の父の姿を久しぶりに写真の中に見つけながら、母の様子を見ると、わからないなりに目で写真を追ってます。 もうこんな辛い思いは沢山だよね。 今母が生きてるのは私たち姉妹のためだけであって、もはや自分のためではないことに痛いほど気付かされます。 あぁ、何もかも忘れて眠りたい、眠って全てを忘れたい。母が居なくなるなんて、私には耐えられそうにありません。 娘にとって母親の存在というのは特別なのです。 だから、mちゃん、ごめんね。 今だけ、貴方のおかーさんよりもおばあちゃまの娘であるママでいさせてね。
by reikopep0510
| 2018-11-10 03:49
| 母のこと
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